多摩エリアの住みやすさを紹介!
暮らしの情報コラム
小金井市は文教都市として知られており、大学や研究施設なども点在しています。また自然あふれる公園も多く、子育てしやすく住みやすい都市です。文教都市である点を魅力に感じて住まいを検討する際、チェックしておくべきなのが治安の問題です。ここでは小金井市の交通事故・犯罪の発生数や市民が暮らしやすい都市にするために行われている取り組みを紹介します。
小金井市の交通事故と安全活動について
小金井市の交通事故の発生率
小金井市の交通事故発生数は、警視庁のサイトによると2023年1月~12月までで394件です。2022年は301件だったという結果が出ており、交通事故発生件数が増加している点には注意しなくてはなりません。
また交通事故死傷者数に状態として最も多いのは、自転車乗用中の事故です。2023年は186件、2022年は134件と大きく増加していることがわかります。
小金井市の交通安全の取り組み
小金井市では、令和4年度~令和8年度までの交通安全計画で「自転車安全利用五則」を掲げています。内容は以下の通りです。
- 自転車は車道を原則とする、歩道は例外の場合のみ
- 車道では左側通行をする
- 歩道は歩行者優先、車道よりを徐行して運転する
- 安全ルールをしっかり守る(飲酒運転・二人乗り・並進は禁止、夜間のライト点灯、交差点での信号順守など)
- 子どもはヘルメットを着用する
自転車での事故が多いことから、このように定めて事故を未然に防ぐ取り組みを行っています。
さらに子どもたちの安全を守るために、スクールゾーンでは一定の時間帯に限って車両の通行を禁止する規制も行っています。規制時間帯は許可申請を行っている車以外は通行ができなくなり、子どもたちの安全を最優先で守ることに力を入れています。
小金井市の犯罪被害と防犯対策について
小金井市の犯罪発生率
警視庁のサイトによると、2022年の刑法犯件数は1014件です。多摩地区の中では高めの犯罪件数ではあるものの、2018年の1520件と比較すると、500件近くは減少していることがわかります。
ただし、粗暴犯と呼ばれる暴行や恐喝といった犯罪に関しては、2018年が63件だったのに比べ、2022年は83件です。また2021年が54件だったのを見ると、数が大きく増加しているのがわかります。一方で侵入窃盗犯や非侵入窃盗犯に関しては大きく減少しています。
犯罪の種類ごとに数値をチェックし、どんな犯罪に気をつけるべきか確認しておきたいところです。
小金井市の安心・安全への取り組み
小金井市では犯罪を未然に防ぐために、そして犯罪数のさらなる減少を目指すために、安心・安全への取り組みを続けています。
防犯カメラの設置
市内で相次ぐ犯罪に対応するため、平成27年に「小金井市防犯カメラの設置及び運用に関する条例」を制定しました。条例に基づき、ルールを定めたえで防犯カメラによる犯罪の抑止力を高めるための取り組みを行っています。
パトロールグッズの支給
防犯パトロールを実施している団体の活動支援を目的として、パトロールグッズを市が支給しています。支給対象は、月に2回以上かつ継続して防犯パトロールを行う団体であること、活動目的が市民の安全・安心なまちづくりのためであること、構成員が10人以上で過半数が市内在住・在勤・在学していること、と定められています。
支給されるグッズは、ベスト・帽子・腕章・合図灯などです。