分倍河原の住みやすさ

地価平均	31万1571円

ここ数年は30万円程で安定傾向

府中市のエリア地価ランキングでは7位なので、半分よりも高めくらいのランクに位置しています。特に駅前の京王線沿いは地価が高くて39万円ほどになっています。平成元年頃の地価は高騰していましたが、今ではだいぶ落ち着いてきて30万前後を行ったり来たりしています。

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■平均坪単価：1,025,619円

2019年の公示地価を参照すると、分倍河原エリアの平均坪単価は1,025,619円。前年比で1.32%の上昇を示しています。なお、同じく2019年の日本全国の平均坪単価は741,082円、東京都の平均坪単価は3,624,612円、分倍河原が属する府中市の平均坪単価は1,097,933円。全国平均よりは大幅に坪単価の高い分倍河原ですが、府中市全体の平均坪単価に比べれば、やや低い傾向があります。

過去にさかのぼってみると、分倍河原の平均坪単価が最高値を付けた時期が1988年。当時はバブル景気の真っ只中ということもあり、坪単価2,003,305円という異常な価格を示しました。逆に、近年の最安値は2006年の876,033円。以後、2007年に1,050,137円まで上昇したのち、再び下落。2012年に底値を打ち、2013年から2019年現在まで7年連続で上昇を続けています。

分倍河原駅周辺にある主要なエリアの中から、坪単価を上から順に確認してみましょう。

一般に坪単価は、最寄駅が近ければ近いほど高くなっていく傾向がありますが、分倍河原の場合には、事情がやや異なるようです。上の表をご覧いただいて分かるとおり、上から3番目、駅に近い「府中市分梅町1-10-20」よりも、駅から遠い「府中市美好町1-30-3」のほうが坪単価は高くなっています。理由は色々考えられますが、何より「三好町一丁目」は、甲州街道に近い住宅街。移動手段として自動車を使う人が多いため、地価がやや高くなっているのかも知れません。

狭い道が多いので車に注意

分倍河原の住宅地には、狭い道がたくさんあります。狭いからこそドライバーも注意して運転していますが、歩行者もまた注意したほうが良いでしょう。特に小さなお子様は要注意。自宅から急に道路へ飛び出さないよう、親御さんからしっかりと指導するようにしてください。自転車の利用者も多いので、車だけではなく自転車にも注意が必要。

満員電車での通勤を覚悟する

人の感じ方にもよりますが、分倍河原から都心へのアクセスは「時間がかかる」と感じている人が多いようです。明大前あたりに通勤している人は楽に感じるかも知れませんが、より新宿や渋谷、東京などの都心に通勤している人は、毎日が満員電車になることを覚悟しておかなければなりません。

東京競馬場の開催時には渋滞がひどい

車での移動をメインにしている方は、甲州街道や府中街道をよく利用することになるでしょう。甲州街道や府中街道には抜け道が少ないため、時々、渋滞が見られます。また、近場に東京競馬場がありますが、レースの開催時になると、ほぼ決まってひどい渋滞が展開されます。車メインの方は、ややストレスを感じるかも知れません。

分倍河原駅周辺の口コミを調査したところ、田舎すぎず都会すぎず、暮らしやすい街といった印象が多い傾向にありました。スーパーやドラッグストアがあるため、日常的な買い物をする分には困りません。自然が多いため、肩の力を抜いて暮らせることでしょう。道幅はやや細く、一方通行が多いようですので、車よりも自転車や徒歩移動のほうがスムーズかつ健康的かもしれません。また、デパートなどは都心へ行かなければないため、買い物好きの方にはおすすめできません。