はじめての注文住宅造り!
タマオとタマコのイエタテ日記
注文住宅を建てる際にはまず予算の設定が重要です。一括で払うのが難しい場合は住宅ローンを組むことになりますが、ローンを組む場合でもどのくらいに設定していいのか迷うところですよね。今回はタマオとタマコの夫妻が住宅の予算を決めるシミュレーションを紹介していきましょう。
「せっかくマイホームを建てるんだから便利な機能がいっぱい詰まった素敵なデザインの家にしたいよね!いやあ、夢が膨らむな~☆」
「機能やデザインも大事だけどまずは予算を決めなくっちゃ!住むエリアや土地の広さも予算を決めてからじゃないと検討できないでしょ?」
「おっと、そうだったね。注文住宅を一括で支払うのは流石に難しいからローンを組むことになるのかなあ?ええっと、ウチの世帯収入は2人で700万円くらいでしょ?それとは別に積立預金があるから500万円くらいは自己資金があると考えると…」
「そうね。住宅ローンを組んで毎月無理のない額で返済していっている家は多いと思うわ。でもローンを組むにしても土地代や建物代を計算に入れるといくらくらいが無理のないプランになるのかしら?ローンとは別に頭金も必要になるし、あまり無理な返済計画は生活にも影響するからきちんと計画を練る必要があるわね!」
注文住宅の購入予算ってどうやって決めるの?
毎月返済額をシミュレーションし、無理のない予算設定を。「年収の○倍」「返済負担率○%以下」という数字はあくまで参考値。
住宅ローンを組む場合、よく「年収の5倍なら大丈夫」「返済負担率25%なら大丈夫」などと言いますが、これを信用してしまうのは危険です。なぜなら同じローン金額であっても施工主の年齢や子どもの有無などでその後の年収や生活費用に大きな差が出るので、5倍や25%という数字が誰にも当てはまるわけではありません。ではどうやって予算を考えればいいのでしょうか。
まずは貯蓄預金のうち、万が一を考えて入居費用や生活予備費は手元に残すようにしましょう。そして十分な額を引いた残りの額で返済計画を進めていきます。よく毎月月収の25%であれば返済に回せると言いますが、これは人によって違うので25%回してしまうと生活が逼迫するという人もいます。実際に生活費として毎月いくら使っているのか、急な病気に備えた医療費などの余裕はあるのか、など考え残った分の金額で返済計画を進められるようにしましょう。
ローンについてのアンケート調査によると月に5~7万で返済している人が多く、月収全体の2割に抑えています。SUUMOなどの住宅サポートサイトでは住宅ローンシミュレーションというサービスがあり、返済額、返済金、頭金、返済期間などを入れると計算をしてくれます。ローンを組む前にシミュレーションしてみたい人はぜひ試してみて下さい。
「つまり年収の5倍とか、返済負担率25%っていうのはあくまで規準であってそれが当てはまるかはケースバイケースってことだね!」
「そうね。ウチは子どもも1人いるし学費などの出費を考えると月々にあまり返済できないかも。世帯収入の700万円を年収負担率25%で計算すると毎月14万円の返済になるからちょっとキツいわね~」
「うん。生活費も必要だし、何かあったときのために入居費用や生活予備費も十分に残しておきたいよね」
「そうね。一般的にも月々の返済額は9万以下に設定している人が多いみたいだし、やっぱり余裕があった方が安心よね。じゃあうちは月10万円以下の返済額で、予算は2500万円~3500万円で組んでみよう!」
他にも、注文住宅を建てるうえで欠かせない基礎知識をまとめているよ。ぜひ参考にしてみてね!
【知っておきたい家づくりの疑問集】
⇒予算を考える
⇒転居後の生活を考える
⇒エリアを選ぶ
⇒住宅会社を選ぶ
⇒土地を探す
⇒地盤を調査する
⇒デザイン・間取りを考える
⇒ローンを組む
⇒入居までの注意点
⇒入居後の注意点
取材協力
石田工務店
八王子市を中心に多摩エリアで1000棟を超える住宅を施工してきた石田工務店。(2022年4月時点)自然素材にこだわり「心地よく長く住める家」を提供することをモットーとしています。住宅展示場を八王子市内で開催しており地域密着型で多摩エリアに住む方々から高い信頼度を得ている工務店です。
成人(狸?)を機に四国から上京。タマコと出会い子宝にも恵まれ、一国一城の主となることを決意した。好きな食べ物はどんぐり。
東京出身のシティーガール。子どもはのびのびとした環境で育てたいと思い、タマオに多摩エリアを勧めた。嫌いな食べ物はこんにゃく。