多摩エリアの住みやすさを紹介!
暮らしの情報コラム
立川市は市民から「暮らしやすい街」と愛される一方、東京都全域の平均犯罪発生率と比べてやや高い数値が認められるなど、治安に関する問題も住民にとって身近なテーマとなっています。しかし、だからこそ立川市は交通安全の啓蒙活動や、特に子供を守る為の防犯対策に力を入れており、単に行政任せとするのでなく、官民が一体となって地域の治安維持に取り組んでいることはとても重要なポイントといえるでしょう。
立川市の交通事故と安全活動について
立川市の交通事故の発生率
立川市の公式サイトによると、平成24年から平成29年間の交通事故件数は年々減少傾向にあったものの、平成28年・平成29年は連続して事故発生率が上昇していました。そして特に、自動車と自転車の事故が発生率を高める原因となっています。
また、子供の自転車事故や、子供が歩行者である事故では、一時不停止や飛び出しが発生原因の中でも多く、自転車に乗る際のマナーや交通ルールの徹底など、幼い頃から交通安全に対する意識を広めていくことが立川市にとって重要な課題といえるかも知れません。
立川市の交通安全の取り組み
立川市のまちづくり部交通対策課交通企画係では、立川警察署と連携して交通安全情報を広めたり、市内で発生した死亡事故についてのアナウンスを行ったりするなど、交通安全の啓発活動を意欲的に行っています。
また、立川警察署が主催する春の全国交通安全運動キャンペーンも、多くの市民から注目されているイベントです。キャンペーンでは一日警察署長・一日交通安全協会長として人気タレントや有名声優を迎えて、交通安全トークや交通少年団員とのクイズで交通安全に対する啓蒙活動を行ったり、反射板付LEDライトを配布したりと、様々な企画で市民が交通安全に関心を持てるよう工夫が為されています。
立川市の犯罪被害と防犯対策について
立川市の犯罪発生率
立川市の犯罪発生率は、東京都全域で見るとやや高いのが実状です。特に、立川駅北口方面から駅周辺での違法な客引き・スカウト行為や、市内の高齢者を狙った振り込め詐欺、市全域にある公共物への落書き張り紙、カーブミラーの破壊などは、立川市の治安を守る上で改善・予防すべき問題となっています。
立川市の安心・安全への取り組み
立川市では、立川駅を中心としたエリアの治安維持や、子供の安全・安心に関わる取り組みに力を入れており、そもそも犯罪が起こらない環境の整備が進められています。
立川駅周辺安全・安心まちづくり協議会
立川市では「立川駅周辺安全・安心まちづくり協議会」が発足され、立川市や立川警察署だけでなく、地域の事業者や住民が連携して、立川駅周辺での歩行喫煙や違法な客引き行為、放置自転車などへの対策が続けられていることも特徴です。
あいあいパトロール隊
立川市の「あいあいパトロール隊」は、地域への愛と子供の安全を見守る目(eye:アイ)をかけられた、黄色い腕章が目印の防犯ボランティア団体です。あいあいパトロール隊は、地域の住民や小中学校の保護者らが中心となって構成しており、買い物で家を出た時や犬の散歩時などを活用した、日々生活に根ざした見守り活動が行われています。
立川市安全安心パトロール員
月曜日から土曜日にかけての夕方以降など、市の嘱託職員や委託警備員ら「立川市安全安心パトロール員」や、市職員によるパトロール活動が、特に「迷惑行為防止重点地区」などで実施されています。
落書き消し及び清掃活動
立川市では街中の落書きが、さらなる犯罪行為を誘発する要因と考え、警察官や市職員だけでなく、市内の子供らと共に落書き消しやゴミ拾いを実施して、犯罪を予防するだけでなく、地域を愛する心を育んでいることも特徴です。