日野市の災害対策とは?

TAMASUMU 多摩エリアの注文住宅情報まとめサイト

  1. TOP » 多摩エリアの住みやすさを紹介!暮らしの情報コラム » 日野市の災害対策について調査

公開日: |更新日:

多摩エリアの住みやすさを紹介!
暮らしの情報コラム

日野市で災害?洪水ハザードマップとは?

日野市の災害時の対策に付いて調査しました。日野市は多摩川や大栗川などの大きな川、浅川があるため、日野市への転入を考えている方は洪水による浸水も意識しておくことが必要です。こちらでは、国土交通省が平成28年5月に公表した多摩川の浸水想定区域図をもとに作成された洪水対策ハザードマップを元に洪水対策についてご紹介します。

日野市の災害対策について調査

日野市の洪水ハザードマップには、避難情報や避難時の注意すべき行動について記載されています。

日野市の洪水ハザードマップについて

避難情報はどうやって住民に届くの?

洪水の避難情報は国土交通省・気象庁・東京都から避難情報をテレビやラジオなどの報道機関に伝達され、緊急速報メールなどで緊急避難情報が伝達されます。市の公式ホームページや広報車、市防災行政無線などで市民に呼びかけます。

避難するときに気を付けたい行動は?

洪水浸水情報が出た場合は、国土交通省や日野市の公式ホームページなどで正確な情報収集が大事です。市役所や消防署などから避難の呼びかけがあった場合は、動きやすい服装で避難しましょう。避難する際は2人以上での行動を心掛けて下さい。1人の行動だと水の勢いが強すぎて身動きが取れなくなってしまう思わぬといった事故に合った場合、対応が難しくなる場合があります。

車での避難も出来るだけ避けましょう。車で避難すると交通渋滞で緊急車両の妨げになるだけではなく、車が浸水し水圧で車から出られなくなり、避難できない事態が発生する危険性があります。

すでに浸水している場所から避難しなければいけない状況の場合は、深さが分からないため溝に落ちてしまう場合があります。深さを知るための傘や棒をもって深さを確認しながら歩きましょう。

洪水災害時の避難場所は?

日野市には洪水が発生した時のための、洪水時指定緊急避難場所・洪水時指定避難所があります。

洪水時指定緊急避難場所とは、洪水時の身の安全を守るために緊急避難できる、学校の校庭や屋外のオープンスペースなどのことです。日野市の場合は日野第一小学校・豊田小学校・日野市第三小学校のそれぞれの校庭、教育センターのグラウンドや日野中央公園、多摩平の森など避難場所が指定されています。同じ学校でも日野第四小学校・南平小学校・浅川スポーツ公園をはじめとする複数の施設は洪水時に浸水する可能性が高い施設もあるのであらかじめ避難できる場所を確認しておきましょう。

洪水時指定避難所は、災害のため自宅で居住が困難となった方が避難生活を一時的に行うことが出来る、小中学校などの体育館です。日野第一小学校、豊田小学校、日野第三小学校、大坂上中学校、日野第二中学校などで一時的に避難生活を送ることが出来ます。こちらも洪水時指定緊急避難場所と同じく洪水時の指定避難場所ではない施設もあるので、自宅近くの避難所がどこなのかを前もって把握しておきましょう。

日頃から行いたい浸水・洪水への対策は?

洪水時は溝や排水溝が詰まりやすく、道路の浸水や自宅のベランダが浸水してしまう可能性があります。自宅近くの道路の溝やベランダの排水溝などを定期的に点検、清掃しましょう。また、雨戸や車庫の屋根など屋外の施設が壊れていないか、しっかり固定されていないかといった確認も必要です。

日野市の地域防災計画について

日野市では東日本大震災の教訓を経て「日野市地域防災計画(平成25年度修正版)」を平成26年に作成しました。これともとに災害に対してあらかじめ予防・対策することで市民を災害から守ることを目的にした、災害に強いまちづくりを推進しています。

防災意識を高める取り組み

災害に強いまちづくりの取り組みとして市民が協力し合えるように、日野市では自主防災組織の設立や活動を支援しています。自主防災組織の活動として防災訓練や防災活動に市民が参加し、防災意識を高めてもらう活動をしているのです。

近隣の危険度の把握

東京都が平成25年に公表した「地震に関する地域危険度測定調査」によると、危険度レベルが最高5のうち日野市は建物倒壊危険度ランク2が11カ所、火災危険度ランク3が1カ所とランク2が9カ所、総合危険度ランク3が1カ所、災害時の活動困難な建物で倒壊の危険度ランク2が15カ所あります。 そのほかにも、災害時の活動が困難度を考慮した火災危険度、総合危険度のランク2となっているので、木造建築が多い地域に住んでいる住民に周知を図り、危険度を把握することで市民に対する防災意識を高めています。

避難所で多様なニーズへの配慮

日野市では住民が避難所で生活するあたり、避難生活をされる方のニーズに配慮したスペースを設けています。

その一つが思いやりスペース(福祉避難室)です。高齢者や妊婦、障害を持った方など専門的なケアが必要ではないものの、1人で動くことが容易ではない方、配慮が必要な方のために、福祉避難室の思いやりスペースを設置しています。

もう一つが子育て中の女性のためのスペース。乳児の子育てで授乳出来るスペースはもちろん、お子さんが声を出しても大丈夫なスペースを確保するといったように、子育てのニーズに配慮したスペースを設置しています。

他にも食物アレルギーを持つ方への配慮として、アレルギー対応の粉ミルクや食品・アルファ米を備蓄しています。 ただし、全てのアレルギーへの対策ができないので、加工食品を食べる前には原材料の表示を確認することが大切です。ご自身でもアレルギーを含まない食品を備蓄も心掛けましょう。

災害時の医療との連帯について

日野市立病院は平成25年12月、東京災害拠点病院に指定されており※、災害時の重傷者の治療を行っています。医師会や歯科医師会など連携し、市立病院の近隣に緊急医療救護所の設置。医療機関を集めることで、災害時でも医療を受けやすくしています。

TOP
東京多摩エリアの不動産・注文住宅なら地域密着型の石田工務店のHPを見る