多摩エリアの住みやすさを紹介!
暮らしの情報コラム
昭島市は東京都のほぼ中央に位置している市です。多摩地区の中核都市で、市全体が住宅となっています。駅近くにはショッピングモールや高層住宅などもあり、活気に満ちています。利便性が高く子育てしやすいというイメージがある中、知っておきたいのは治安についてではないでしょうか。ここでは、昭島市の交通事故や犯罪の発生率、また件数を減らすために行われている取り組みなどを紹介します。
昭島市の交通事故と安全活動について
昭島市の交通事故の発生率
警視庁の集計によると、2023年の1月から12月に昭島市で起きた交通事故発生数は474件です。また交通事故死傷者数の状態別の人数は自動車乗車中が242人と最も多い人数となっており、車での移動中の事故に気を付けなくてはならないことがわかります。
また自動車運転中の交通事故が多いことから、運転する年代である20代・30代・40代・50代の交通事故死傷者数も多いのが特徴的です。
昭島市の交通安全の取り組み
昭島市では、市民の交通安全に対する意識を高めるために、昭島市交通安全運動を実施しています。市民が交通ルールやマナーを守ることで、交通事故を未然に防げるようにと行われている取り組みです。
さらに交通安全計画と呼ばれる計画が、令和3年~7年にかけて行われています。交通安全対策基本法に基づいて、安全対策を高めるための取り組みです。平成28年度から令和2年度にかけても行われており、その際は「最終年(令和2年)の交通人身事故発生件数を平成27年度よりも5%減」としていましたが、実際に達成はできませんでした。
その実態や教訓を生かしながら、さらに交通安全への取り組みに力を入れているところです。
昭島市の犯罪被害と防犯対策について
昭島市の犯罪発生率
昭島市の犯罪発生件数は、2022年中、490件でした。刑法犯の数のみですが、2018年に949件だったという結果と比較すると、半数近くまで減少したことになります。侵入窃盗犯は73件が10件に、非侵入窃盗犯は610件から333件へと、かなり減っていることが数値でわかります。
ただし粗暴犯と呼ばれる、傷害・暴行・脅迫・恐喝といった犯罪に関しては、2018年に68件だったのと比較して2022年は50件でした。半数近くの犯罪件数が減っているにもかかわらず、粗暴犯の件数はそれほど減少していないため、市民は注意が必要です。
昭島市の安心・安全への取り組み
昭島市では市民を守るために、安心・安全へのさまざまな取り組みを行っています。
防犯カメラの設置
犯罪を抑止するため、そして万が一犯罪が発生しても犯人を取り逃さないために、平成24年度から街頭に防犯カメラを設置しました。カメラは録画のみ行っており、録画の内容は一定期間保存されたのち、上書きされるようになっています。市民のプライバシーはしっかりと守りながらも、犯罪が起こらないように、そしてもしものときに証拠がちゃんと残せるように、稼働・運用を続けています。
青パトの貸し出し
「安全安心まちづくり広報車」、通称青パトを地域に貸し出しています。パトロールを実施することで犯罪抑止効果が期待できます。
暴力団の排除
昭島市から暴力団を排除するために「昭島市暴力団排除条例」を平成24年に定めています。暴力団と関わらない、暴力団を恐れない、暴力団に資金提供しない、暴力団を利用しない、の4つを掲げています。