日野市の農業についての取り組み

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日野市は平成10年に日本で初めて「農業基本条例」を制定した都市です。こちらでは制定に至った背景や条例の特徴、制定後の変化についてご紹介していきます。

日野市の農業事情

日野市は平成10年に日本で初めて「農業基本条例」を制定した都市です。こちらでは制定に至った背景や条例の特徴、制定後の変化についてご紹介していきます。

制定に至った理由とは?

日野市が農業基本条例を制定した背景には、以下の3つの出来事が影響しています。

  • 農林水産省が打ち出した「環境保全に向けた農業の実現」
  • ウルグアイ・ラウンド農業合意に伴う「自由化の進展」
  • 従来の食糧管理法に代わる「新食糧法の制定」

これらにより、長い歴史のなかで生活基盤であった日本の農業は新たな転換期を迎えることとなりました。

貴重な自然を保護しつつも、農地や農業を守り、市民の理解を得ながら農業が直面するさまざまな課題を解決する必要性を強く感じたのです。そこで、今後も新鮮で安全な農産物を提供するとともに良好な都市環境を守り、永続的に農業を育成することを願い、農業基本条例は制定されました。

日野市の農業基本条例の特徴

農業基本条例制定において重要な基本理念を確認しておきましょう。

  • すべての市民が農業振興において、新鮮で安全な農産物の供給を受けること
  • すべての市民が自然環境を享受すること
  • 将来の世代に農業を継承していくこと

また基本事項として、以下の6つについて定めています。

  • 農業経営の近代化
  • 環境に配慮した農業
  • 消費者と結びついた生産及び流通
  • 農業の担い手の確保及び育成
  • 農地の保全
  • 災害への対応

さらに、以下の3つを推進する体制が盛り込まれているのが特徴です。

  • 農業振興計画の策定
  • 市、農業者の責務に加え、市民の責務も明確化
  • 公募市民、農業者、農業団体や行政機関の代表などが集まる農業懇談会の設置

条例が制定されたあとの日野市の変化は?

農業を日野市の基幹産業と位置付けたことにより、農業に関するさまざまな講座や農園の増設や解説、事業などがスタートしています。以下に一例をご紹介します。

  • 市民による援農ボランティアの養成講座「農の学校」の開校
  • 市民農園の増設
  • 農業体験農園の開設
  • 食育推進事業
  • 女性農業者支援事業
  • 学校給食用地元野菜等供給事業など

このように市民との理解を得ながら農業施策が実施されることとなりました。これらの活動は、農家と市民との距離を縮めることに大きく役立っています。

日野市の特産物紹介

ここからは、都市農業が盛んな日野市で育てられている特産物をご紹介します。

昭和初期からはじまった日野市の梨栽培。当時は約80園の梨園があり、市場へ共同出荷されていました。都市化にともない農家数が減少した今では梨園は24園となりましたが、現在も収穫したての梨を楽しめる直売や宅配を利用した全国配送などにも対応しています。

多摩川流域で栽培されている梨は「多摩川梨」と呼ばれ、商標登録もされています。8月中旬が旬の多摩(たま)は肉質が柔らかで、汁も多く、糖度が高いのが特徴。これ以外にも、幸水(こうすい)、稲城(いなぎ)、清玉(せいぎょく)、二十世紀
(にじゅっせいき)、豊水(ほうすい)、新高(にいたか)と秋口まで楽しめる品種が多数あります。

リンゴ

万蔵院台地の農地では5軒の農家がりんご栽培を行っています。10月には「陽光」、11月は「富士」を中心として有機栽培で育てられたりんごは、りんご狩りも楽しむことができます。

ブドウ

日野市の主力のブドウといえば「高尾」でしょう。立川市にある東京都農林総合研究センター(旧:東京都農業試験場)で巨峰の実生から選抜された東京生まれの品種です。

巨峰よりも小ぶりながらも甘みが強く、果肉が締まった種無しのブドウであるのが特徴。濃厚な味わいも魅力の一つで、例年楽しみにしているファンもいるほどです。

日野市で育てられている柿は、東京都農林総合研究センターで生まれた「東京御所」と呼ばれる品種です。甘さは上品ながらも口の中に広がり、芳醇さが残る味わいが特徴。10月下旬から11月中旬頃まで楽しめます。「富有」、「太秋」、「禅師丸」といった品種も栽培されています。

ブルーベリー

日野市では昭和60年代にはたった1園しかなかった摘み取りができるブルーベリー農園が、遠方から来客が来るほど人気でした。平成10年に「日野市ブルーベリー研究会」が発足したことで、作付面積が増加し、今では市内に14軒に拡大。年々増加傾向にあり、摘み取りだけでなくブルーベリーを使ったジェラートが楽しめる農園もあります。市内のブルーベリー農園は入園料無料と良心的です。

イチゴ

冬から春にかけて完熟の摘みたてイチゴが楽しめます。まだ栽培農家は少なめですが、品種「とちおとめ」が育てられています。

東光寺大根

日野の冬の風物詩ともいわれる「東光寺大根」は辛みが多く苦みもあるため、漬物に最適です。「練馬大根」の流れを受け継いだ品種で、全体的に細身の大根で、首部分はわずか10円玉の太さ程度と華奢です。

トマト

日野市でトマトといえば、「桃太郎」系と「ファーストトマト」系の2つ。ハウス栽培のものは3月頃から、露地ものはハウスものが落ち着いた頃から夏まで楽しむことができます。

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