八王子市の少子高齢化に対する施策を調査

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全国で少子高齢化が問題とされていますが、八王子市においても同様です。また、八王子市の人口においては、2020年まで増加傾向にあるものの、それ以降は人口が減少していく可能性があると言われています。そのことを踏まえ、現在八王子市では少子高齢化に対応できるよう、子どもを育てやすいまちづくり、高齢者が住みやすいまちづくりを推進。さまざまな対策を実施しています。

ここでは、八王子市が抱えている少子高齢化の現状、そして八王子市が取り組んでいる「少子・高齢化時代に対応した住まいづくり」の施策についてまとめました。

八王子市が抱える少子高齢化

高尾山などの豊かな自然に囲まれ、古くは織物のまちとして多摩地域の産業や経済の中心とされていた八王子市。2010年まで市の人口は増加傾向にありましたが、その翌年である2011年から人口が横ばいとなっています。「八王子市の基本構想・基本計画」によると、2020年の約59万人をピークに、八王子市の人口が減少していく見込みだとされているのです。

一方2010年には、老年人口(65歳以上)比率が20%を超えて、一人で暮らす高齢者数も増加傾向にあることから、高齢者が住みやすいまちづくりが求められています。

また、八王子市の人口の変動を見てみると、2009年頃から死亡者数が出生者数よりも上回り、それ以降出生者数が減少傾向にあります。

八王子市における出生数と合計特殊出生数率の推移

八王子市生数(人) 合計特殊出生率八王子市 合計特殊出生率東京都 合計特殊出生率全国
2009年 4,350 1.23 1.12 1.37
2010年 4,300 1.24 1.12 1.39
2011年 4,076 1.20 1.06 1.39
2012年 4,022 1.22 1.09 1.41
2013年 3,903 1.22 1.13 1.43
2014年 3,685 1.19 1.15 1.42
2015年 3,787 1.26 1.24 1.45
2016年 3,557 1.22 1.24 1.44

参考:八王子市公式ホームページ

表にある「合計特殊出生率」とは、一人の女性が生涯に産むと考えられている子どもの数のことで、その年の15歳~49歳までの女性が出産した子どもの数をもとに算出しています。

表の数字を見てみると、八王子市の出生率は年々減少しているのが分かります。また、緩やかに回復傾向を示している東京都の合計特殊出生率に比べ、八王子市の合計特殊出生率は横ばいの状態が続いています。

八王子市は0~14 歳の年少人口比率が約13%と推移されており、今後少子化が進むことが予測されています。これからくる少子高齢化時代に対応するためにも、市全体での施策が必要です。

八王子市が推進する「八王子市住宅マスタープラン」について

今後の少子高齢化に向けて八王子市が推進しているのが、「少子・高齢化時代に対応した住まいづくり」という施策です。

高齢者が暮らしやすい住まいづくり

1.住宅のバリアフリー化の促進

2.バリアフリー化に関する情報提供の推進

【方向性】
要介護認定を受けていない世帯に対してのバリアフリー化の促進をサポートする施策の検討をはじめ、なかなか進めにくい借家のバリアフリー化促進の施策を検討しているそうです。また、バリアフリー化工事に安心して取り組める仕組みの構築、情報の提供を行なう方向性としています。

3.高齢者が安心して生活できる、住宅ストックや住環境の形成

【方向性】
安心して暮らせる住環境の形成については、バリアフリー設備が整った高齢者向けの住宅供給や、民間事業者による高齢者向けの住宅供給などを促進する方向性のようです。また、有料老人ホームやケアハウスなどの居住系介護・福祉施設などの供給も促進していくとしています。

4.高齢者住宅の情報提供

【方向性】
介護福祉施設や高齢者住宅などの情報を一元的に提供できる体制を整えることで、ワンストップで情報を得ることができるような方向性を検討しています。

5.高齢者の安心住宅への住み替え支援

【方向性】
安心して暮らせる住環境・住宅を確保するため、持ち家の資産も活用して資金を確保する仕組みを、民間事業者と連携して構築する方向性も検討しているようです。

子育てがしやすい住まいづくりの推進

1.子育て層に向けた優良住宅の供給を促進

【方向性】
子育て支援施策と連携することで、施設やサービスなどが近く利便性が高い民間賃貸住宅の供給を促進。また、地域における子育て支援の機能強化を図るとしています。ほかにも、子育てするのに優しい住宅の供給を促す施策の検討や、子どもが安全に遊べる場所の確保、保育施設の整備を推進していくとのことです。

2.子育て世代に向けた期限付きの入居制度を推進(公営住宅)

【方向性】
高齢化が進む傾向にあり、年齢階層のバランスに配慮が必要な団地をメインに、市営住宅に関しての子育て層に向けた期限付き入居制度を導入することを検討しているようです。

八王子市が行なっている少子高齢化の施策とは?

八王子市では、少子高齢化にともない高齢者や子どもが過ごしやすく、子育て世代が子育てしやすいまちづくりの施策を展開しています。

地域福祉活動を重視しており、以下の3つを課題としてあげています。

  • 1.地域における虐待・孤立化の防止
  • 2.地域における社会的弱者の支援
  • 3.地域における災害時の要援護者支援

1.地域における虐待・孤立化の防止

市民センターや町会会館などを利用して、誰でも参加できるサロン活動やコミュニティカフェなどを設置するなどの取り組みを行っています。この取り組みにより、周りの住民とのふれあう機会を提供するだけでなく、ネットワークを築くことにより住民相互の支え合いや見守りの輪を形成。虐待や社会的孤立などを防止する取り組みとして推進しています。

2.地域における社会的弱者の支援

高齢者や障がい者の生活を支えるために、権利擁護の充実を図っている八王子市。成年後見制度利用支援や福祉権利擁護事業を推進し、支援の輪を広げるとしています。

3.地域における災害時の要援護者支援

八王子市では、それぞれの地域で自主防災組織活動が活発に行なわれています。日頃から地域で防災活動に取り組んでいくことで、災害時に被害を最小限に抑えることができるほか、顔の見える関係づくりを行なっているようです。また、災害時の支援と平常時の見守りを結び付けた取り組みが実施されています。

ほかにも、八王子市には「ビジョン すくすく☆はちおうじ」という子どもの育成や子育て層に向けたビジョンがあります。子どもたちが健やかに育ち、子育てしやすいまちづくりを目指すために策定されました。「次代を担う子どもの育成」や「子どもと家庭を育むまちづくり」など4つの基本方針を軸に、17の基本施策と51の具体的施策に取り組んでいます。

今後訪れる少子高齢化に向けてさまざまな施策を展開している八王子市。今後さらに高齢者や子育て層が暮らしやすいまちになるでしょう。

参考サイト

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